#2 おすすめ会計ソフト

会計ソフト業界は、日進月歩で進化していますが、特にクラウド型の会計ソフトが現れてから、その速度がより早まっています。

個人事業主の場合、頻繁に利用する会計ソフト選びは、事務の処理速度に大きく影響してきます。また、一度使い始めるとなかなか他のソフトに変えることは大変です。慎重に自分に合う会計ソフトを選んでください。

会計ソフトの分類

会計ソフトは大きく2つに分類することができます。

 

1つ目は、パソコンにインストールするタイプの会計ソフトで、2つ目は、インターネットに接続して利用するタイプの会計ソフトです。

 

それぞれに特徴があるので確認してみましょう。

 

 

インストール型の会計ソフト

インストール型の会計ソフトは、家電量販店やインターネットで購入することができ、自分のパソコンにDVDなどからインストールして使う、昔からある伝統的な会計ソフトです。

 

特徴はインストール型であるがゆえ、インターネットに接続せずに利用できることです。自分のパソコンに入っているソフトのため、入力や出力もサクサクと快適に利用できます。

 

注意点として、インストール型の会計ソフトは、税制改正などがあると、翌年利用できなくなる可能性があります。

 

購入から1年間は税制改正に対応できるように無料でアップデートできることもありますが、購入の際はご留意ください。

 

会計ソフト会社は、毎年会計ソフトをバージョンアップして販売しています。そのため、無償で旧バージョンの会計ソフトを最新の税制に対応するようなアップデートには消極的です。

 

 

クラウド型の会計ソフト

クラウド型の会計ソフトは、インターネットで利用登録すると、使い始めることができる比較的新しい会計ソフトです。

 

オフィスのパソコンでもスマートフォンでもインターネットにつながる環境があれば、いつでもどこでも帳簿を確認できます。

 

インストール型と異なり、会計ソフトの機能は随時アップデートされ、ユーザーはいつでも最新の会計ソフトを利用できます。

 

そのため、税制改正があっても、常に最新の状態で会計ソフトを利用することができます。(インストール型のように税制改正対応外となることがありません)

 

注意点として、インターネットに接続して利用する会計ソフトであるため、ネット環境が悪いとページ間移動がスムーズにいかないことがあります。年末にまとめてデータを入力する場合は少しストレスを感じてしまうかもしれません。

 

 

おすすめはクラウド型の会計ソフト!

やはり、おすすめはクラウド型の会計ソフトです。

 

税制改正に適時に対応される点、コストパフォーマンス(月額で個人事業主なら1,000円未満です)、利便性などを総合的に勘案すると、個人事業主はクラウド型の会計ソフトを選択すべきです。

 

昨今のクラウド型会計ソフトは、記帳にとどまらず、以下ような機能を標準的に備えています。

  • 請求書の作成(請求漏れがなくなります)
  • レポートの表示(グラフで現状を把握できます)
  • クレジットカード、銀行口座との連携(記帳漏れやミスがなくなります)

 

会計ソフトは、現在、記帳をして決算書を作るだけのものではなく、統合業務ソフト(ERP)のような機能を兼ね備えています。

 

安く、これだけの機能を将来にわたって無償でアップデートされるクラウド型の会計ソフトは、まだ会計ソフト業界では新参者ですが、ここ数年の飛躍的な進化をみてもわかる通り、今後の主流となってくることは間違いないものと思われます。

 

また、サポートも料金に含まれているため、どのように記帳すべきかわからない時に質問できることも魅力のひとつです。

 

 

 

料金比較

料金は上記のランキングに記載の通り、いずれのクラウド型会計ソフトでも月額1,000円未満でリーズナブルな価格になっています。

 

月額で最大200~300円程の違いしかないため、「無料おためし」を利用して自分にあった会計ソフトを見つけると良いと思います。